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こんばんは

 

みなさんは、宮崎駿監督のスタジオジブリ最新作品を知っていますか?

 

監督7年ぶりの長編アニメーション映画作品は吉野源三郎さんの名著『君たちはどう生きるか』という本が原作になっています。

 

今日は、この本が教えてくれることについてお話ししていきます。

 

決して子ども向けの本ではなく、人生の糧になる学びがたくさん詰まっています。

 

皆さんにも、この本がジブリの題材になるワケがしっかりと伝わるはずです!では、いきましょう!

 

・本のあらすじ

 

約80年前の東京を舞台に中学生男子のコペルくんと親戚でニートのおじさんで展開される。

 

コペルくんが中学生ならではの視点で語る疑問や、誰しもが経験する人間関係悩みに対し親戚のおじさんが気づきを与えるようなあたたかなアドバイスを元に人間として成長していく物語です。

 

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▼自分は「世界の一部」だという考え方をもつ
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私たちは生活する上で、自分の目でみたもの、耳で聞いたこと、心で感じたことに考え、判断が偏りがち。

 

しかし、自分自身を俯瞰して捉えれば、自分は世界の一部でしかないと語られています。

 

主人公コペルくんんは、授業で「全ての物質は、細かい分子の集まり」と習います。

 

そのとき、「もしかしたら人間は、この世界の分子なんじゃないか?」と自分自身を俯瞰的な視点で捉えるのです。

 

かつて天動節が信じられていた頃のように、「自分が中心だ」と偏った判断をし、自己中心的に捉えていないか、中学生の言葉にハッとさせられる一言ですよね。

 

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▼自分で人生を決めるということ
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次に大きなポイントは、「自分で決定しよう」という教えですね。

 

物語では、コペルくんの友達がいじめられていることを知り、コペルくんは次、いじめられそうになったら、「絶対に守る」と約束。

 

しかし、いざその場面が来たときには、怖くて間に入れず、友達との約束を裏切ってしまい、他の友達にまでその姿を見られてしまうのです。

 

コペルくんは、落ち込みます。

 

「絶対裏切り者言われる」

 

「嫌われたんだ」

 

「きっと許してくれない」

 

「もう、どうすればいいかわからない」

 

そんなとき、おじさんは「余計なことを考えるな」と声をかけます。

 

今悩んでいることは、自分にはどうしようもない「他人の気持ち」のことなのです。

 

単に「コペルくんは、今、どうすべきだと思う?」と尋ねるのです。

 

その後、コペルくんは。

 

とにかく今できることは、謝ることしかできないと気づくのです。

 

ここで重要なのは、一方的なアドバイスや答えを提示するのではなく、おじさんがコペルくんに、「何について考えるべき」で、「何について考えないべきか」を自分で考えさせたことです。

 

みなさんも、ついつい言っちゃったななんて経験ありませんか?

 

「君たちはどう生きるか」という問いを自分自身に問いかけてみてくださいね。

 

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▼参考図書▼
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君たちはどう生きるか 吉野源三郎 (著)